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企業を守る TISメルマガ「『がん防災』という言葉をご存じですか?」

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企業を守るTISのお役立ちメルマガ
『「がん防災」という言葉をご存じですか?』
発行者:ティ・アイ・エス株式会社
URL : https://www.tislook.com/biz/
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■担当:中野のつぶやき
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先週、研修で大阪に行きました。駅前でスーツ姿の若者に「税金のアンケートに協力してもらえませんか?5分程度でよいので」と声をかけられたので、快く引き受けました(*´ω`*)。質問項目には『老後の資金対策を考えていますか』『投資の経験はありますか』などもあり、最後に名前と電話番号記入欄。「あ~、名前は苗字だけでも結構ですよ~」と気さくな若者。アンケートに協力した自分に満足していたのですが・・・。
週末、知らない番号から電話が・・・。ネットで検索すると大阪の不動産会社からでした(T_T)。心当たりがあるのはこのアンケートだけ。なんだか善意を利用されたようでさみしい気持ちになりました。

 

■「がん防災」という言葉をご存じですか?
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皆様は、地震や台風の被害を最小限にする為に防災訓練に参加したり、防災リュックを用意したりと事前準備をしていませんか。
がんも同様です。がん専門医でYouTuberの押川勝太郎氏は、「がん防災」というコンセプトで「がんは自然災害のように突然襲ってくるもの、だからこそ事前から準備し、復興再建までの正しい知識と心構えをもつことが大事」とおっしゃっています。

 

一般社団法人がんと働く応援団『がん防災マニュアル』
https://www.gh-ouendan.com/

 

■がん患者の約3人に1人は現役世代
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がん患者の年代の31%が現役世代(15歳~64歳)です。現役世代でかかるがんの上位3つは以下の通りです。
【男性】
1位 大腸がん
2位 胃がん
3位 肺がん
【女性】
1位 乳がん
2位 子宮頸がん
3位 大腸がん
女性のかかりやすいがんである子宮頸がんは罹患のピーク年齢が30代、乳がんは40代~60代です。

 

■治療費と生活費について
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NPO法人がんと暮らしを考える会が、がん治療時に患者や家族が利用できる「公的な支援制度」や「公的な支援制度」、「民間の支援サービス」を簡単に検索できる「がん制度ドック」を提供しています。

がん制度ドック(NPO法人がんと暮らしを考える会)
https://www.ganseido.com/

 

■「びっくり退職」には、ご用心
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がんで退職・廃業される方は2割ですが、そのうち半分が治療に始まる前だったという調査結果(厚生労働省、2016年)があります。
しかし現在は、治療中も仕事を継続できる方が多いので、慌てないようにしましょう。企業側には安全配慮義務があり、従業員の心身に業務が及ぼす悪影響を理解し対応する法的責任があります。一方で、治療の影響は一人一人異なるため、第三者にはわかりにくいのも事実です。罹患者(がんになった人)も伝える姿勢を持つことが継続就労には重要です。
一方で、受け皿となる企業でもさまざまな取り組を行うことが大切です。

 

■企業が取り組めるアクション
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厚生労働省のがん対策推進企業アクションでは、企業が取り組める3つのがんアクションを紹介しています。

1.がん検診の受診を啓発すること
企業の健康診断にがん検診を取り入れたり、検診の効果を啓発することで、検診受診率は高まります。また、有効な検診を実施することや
精密検査の受診のフォローも重要です。

 

2.がんについて、会社全体で正しく知ること
がんは早期発見が重要であること、がんになっても治療しながら仕事ができること、高額療養費制度で治療費の負担が抑えられること、
禁煙や飲酒量に気をつけることでがんになるリスクが下がることなど、がんについて正しく知ることで人材が失われない、社
員が安心して働き続けられる会社作りにつながります。

 

3.がんになっても、働き続けられる環境をつくること
社員ががんになったときに、会社が治療をサポートする休暇制度や時短勤務制度、治療と仕事の両立を支援する社内風土づくりなど、
治療しながら働き続けられる環境づくりが、大切な人材を失わないポイントとなります。

 

■企業でできることを学びませんか
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2020年10月から、東大病院の中川恵一特任教授が、がんに関する正しい知識と最新情報をみなさまにお伝えしたいとYouTubeの講座を配信されています。
「がんとは何か」「働く世代のがん」「がんで命を落とさないために」など、1回1つのテーマごとに分かりやすく解説されます。

動画で学ぶ「がん」について
https://www.gankenshin50.mhlw.go.jp/movie/index.html

 

弊社は『がん対策推進企業アクション』推進パートナー企業として認定されています。がん保険のご説明はもとより、受診勧奨セミナーの講師派遣なども行っております。
お気軽にご相談、お問い合わせください。