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企業経営ステージ別の保険活用法
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不況期の法人

経済の停滞などの外部要因により、売上が低迷している企業。
ビジネスモデルの変化に遅れてしまい、
競合他社に後塵を拝し、売上が低迷している企業。

近年の新型コロナウイルス感染症の世界的流行や、自然災害の発生などによって経済が停滞した場合、その影響は“会社の売上ダウン”や“取引先の倒産”など、さまざまなことに影響を与えます。
経営者は会社の進む方向性を決断し、会社の存続を最優先に考えて打てる対策は、すべて講じることが肝心です。場合によっては、経費を抑えるために成果が出ていない事業や部署、人員についての抜本的なリストラが必要になる企業もでてきます。その意思決定の速さや、柔軟性は中小企業の特徴であり、不況の時こそ、経営の小回りがきく強みをうまく活かしていきましょう。また、資金繰りにおいては生命保険を活用し、赤字の補てんや予備資金などに役立つことがあります。「何から手をつけたらよいか、わからない」と困ったら、まずは法人専任のコンサルタントにご相談ください。

不況期のリスク

このような方は、ぜひご相談ください

  • 加入している生命保険から事業資金を捻出したい。
  • 加入している保険を整理して、支払保険料を減額したい。
  • 加入している保険を見直したい。
  • 減額、払済保険、解約など多数の方法があると聞いた。ティ・アイ・エスで加入していないが教えてほしい。
  • 保険料の負担が大きい。どうすればよいか相談したい。

不況期の企業がやるべきこと

不況期の経営において、厳しい状況が続くようであれば設備投資を抑制したり、金融機関からの借入については返済期間の延長や、一定期間は利息の支払いだけにしてもらうなどの交渉も必要です。
財務改善の方法の一つとしては、生命保険の見直しがあります。
保険の加入当初は目的をもって加入した保険でも、しばらくたってみると必要がなくなっていたり、そもそもの目的を満たしていなかったりすることがあります。これらは見直しの対象とすべき保険ですが、すぐに解約すればよいという話ではありません。
『不況期の企業の現状を乗り切るため』と『将来の経営のため』の両方を見据えて見直しを行なうことが重要です。

生命保険の見直し

複数の保険に入っている場合は、保障の重複がないかを確認してみましょう。
例えば、死亡保障なら同じ保障額でも終身保険より、定期保険の方が保険料を抑えることができるかもしれません。

生命保険の見直しには、主に次のような方法があります。

  • 1.契約者貸付

    積立型の生命保険(解約返戻金がある保険に限る)から契約者貸付を受ける方法もあります。
    解約返戻金の一定の範囲で契約者貸し付けを行われるため、貸付にあたり担保などを求められることや審査もなく、スピーディーに資金を調達することができます。
    返済には金利がかかるものの、業績が回復したときに返済すればよいのでうまく活用したい制度です。

  • 2.延長定期保険への変更

    加入中の保険の解約はしないが以降の払い込みをしない、という方法のもう一つに、保障期間を短縮して保険金額をそのままにする「延長定期保険」という方法があります。

  • 3.保険金額の減額

    生命保険の保険金額を減額すると保険料の払い込みは継続しますが、減額した部分の保障は解約と同じ取扱いになり、以後の保険料は少なくなります。

  • 4.払い済み保険への変更

    加入中の保険の解約はしないが以降の払い込みをしない、という方法があります。
    保険金額を少なくして保障期間はそのままにするのが「払い済み保険」です。

  • 5.解約

    加入中の保険を解約することで、保険料の負担を軽減することができます。
    さらに積立タイプで解約返戻金があれば、資金繰りにも活用することができます。
    業績が悪く赤字になっているようなら、解約返戻金を受け取っても法人税がかからない可能性があります。