リスク検査「Noah」はどのように行われるのですか?
リスク検査「Noah」は少量の尿(20mL程度:10mL程度×2本)を採取して、その尿に含まれるALA代謝異常の指標と酸化ストレスの指標から、リスク検査を行います。
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がんは見つかるのが遅いほど、治療が難しくなってしまう恐ろしい病気です。
例として、胃がんの5年後の生存率はステージⅠで97.7%ですが、ステージⅣでは6.6%と、その差は大きく変化します。早期のがんは自覚症状がないことが多く、症状が出てからでは進行している場合があります。
自分のからだにがんの可能性があるかどうか、そのリスクを早めに予測し、予防に取り組んでいくことが最初のステップなのです。
新型コロナウイルス感染症の影響から、がんの検診を受けない人が増えています。日本対がん協会の調査によると、2020年のがん検診の受診者は2019年の3割(約170万人)も減少。このままだと、少なくとも約1万人以上のがんが見つからないままになると問題視されています。
また、がん検診を見送ることで発見が遅れ、進行がんの割合が増すことも懸念されており、より一層の早期発見の重要性が求められます。
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健康な細胞は取り込んだ栄養素を利用して自らエネルギーをつくり活動しています。しかし、機能不全を起こした細胞や、がん細胞などの代謝機能が低下した細胞では生命活動に利用できない代謝物質が蓄積します。Noahではこの原理をリスク検査に応用しています。
ミトコンドリアは細胞内でエネルギーをつくる器官です。老化細胞や炎症・がん組織の細胞ではミトコンドリアの機能が低下し、代謝機能の変化や、酸化ストレスによる不要な代謝物質が増加します。これらの一部は尿中に排出されるため、体内環境の状態を確認する指標となります。
※1:ALAとは動植物の細胞でつくられる天然のアミノ酸です。ミトコンドリアの機能が低下するとその代謝物であるポルフィンが蓄積します。
※2:dG(デオキシグアノシン)はDNAの材料となる成分です。dGが酸化されると8-OHdGという物質となります。
ALAは5-アミノレブリン酸の略称で、動植物の細胞で作られる、自然界に存在する天然のアミノ酸です。バナナやほうれん草、黒酢、納豆、ワインなどの発酵食品に比較的多く含まれています。ミトコンドリアのエネルギー産生に欠かせないため、生命の根源物質といわれています。ALAは私たちの生命活動に必要なヘムとう物質の原料になりますが、がん細胞のようにミトコンドリアの機能が低下した細胞では中間代謝物であるポルフィンという物質が増えていきます。
鉄や酸素など、ミトコンドリアにおけるエネルギー産生に必要な物資のバランスが崩れた細胞では、ALAからヘムへの合成がうまくできなくなります。がん細胞などの機能変化を起こした細胞ではこの原理により、ポルフィンなどの代謝物質が増加します。
ポルフィンは青色光を照射すると赤く発色する性質があるため、ポルフィンが蓄積したがん細胞を肉眼で確認することができます。この原理は医療用途にも応用されています※。組織で増加したポルフィリンは尿中にも排出されるようになります。
※当社が実施しているリスク検査Noahは医療・診断用途の検査でないため、がんの有無を確認することはできません。
測定結果は、リスク指標①とリスク指標②の2つの指標にそれぞれA〜C評価をし、さらに2つのリスクによる総合評価としてリスク段階を示しています。
日本人の平均罹患率は0.8%※1と言われています。相対リスク値は平均罹患率を1とした場合のリスク相対値を表しています。
あなたの現在地を図解することで、リスク検査における入りが直感的に確認できます。
年に一度のリスク検査の経過を、生活習慣の改善等にお役立ていただけます。
※1:2016年人口統計から試算
※2:A~Cの各ランクにおける10,000人あたりのがん罹患者総定数を表しています。
◆お問い合わせの際は、会員証と検査結果報告書(検査の結果がわかるもの)をご用意ください。
北海道 | 27 |
---|---|
青森県 | 6 |
岩手県 | 5 |
宮城県 | 9 |
秋田県 | 5 |
山形県 | 9 |
福島県 | 11 |
茨城県 | 21 |
栃木県 | 11 |
群馬県 | 14 |
埼玉県 | 34 |
千葉県 | 32 |
東京都 | 115 |
神奈川県 | 54 |
新潟県 | 7 |
富山県 | 9 |
石川県 | 13 |
福井県 | 2 |
山梨県 | 2 |
長野県 | 10 |
岐阜県 | 11 |
静岡県 | 19 |
愛知県 | 63 |
三重県 | 14 |
滋賀県 | 9 |
京都府 | 12 |
大阪府 | 39 |
兵庫県 | 26 |
奈良県 | 6 |
和歌山県 | 2 |
鳥取県 | 3 |
島根県 | 2 |
岡山県 | 19 |
広島県 | 14 |
山口県 | 12 |
徳島県 | 4 |
香川県 | 8 |
愛媛県 | 15 |
高知県 | 1 |
福岡県 | 37 |
佐賀県 | 3 |
長崎県 | 8 |
熊本県 | 4 |
大分県 | 8 |
宮崎県 | 6 |
鹿児島県 | 7 |
沖縄県 | 7 |
全国約800以上の提携医療機関でご利用いただけます。
※大手検診予約代行会社との提携による医療機関が含まれます。
※提携医療機関のリストは会員専用マイページでのみ公開しております。
※2021年4月現在
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医師、看護師、保健師をはじめとする医療従事者、心理カウンセラーや社会保険労務士など、
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リスク検査Noahの結果について専門の相談スタッフがお答えします。
あなたの結果について適切なアドバイスを行うほか、がん予防に必要な知識についても広く対応いたします。
さらに必要に応じて、医師や看護師などの医療従事者におつなぎいたします。
がんと診断された際、医療費の軽減をはじめとする公的制度の申請方法や、各種社会資源の利用方法を社会保険労務士等が支援します。
また、医師・保健師・看護師、心理カウンセラーなど医療のプロフェッショナルが、病状のことはもちろん、普段の生活の心配事や、治療と仕事の両立に関するご相談に応じます。
糖尿病患者はがんの発症リスクが高いという報告があります。
こちらの窓口では、専門知識のある保健師、看護師と糖尿病専門医がバックアップします。
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医師や、経験豊富なヘルスカウンセラー(保健師・ 助産師・看護師・心理カウンセラー・ケアマネジャーなどキャリアのある相談員)が 24 時間常勤し、万全の体制を整えています。当社独自のデータベースをもとにさまざまな医療機関情報※のサービスを提供しています。
※ご希望地域の医療機関情報や専門医・専門外来など専門医療情報、夜間・休日の医療機関情報のご提供。
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お客さまの病状やご希望等を伺い、医療機関のセカンドオピニオン受入れを予約代行します。専門分野を代表する、各診療科領域における学会等で要職を経験した医師が相談員となり、新たな治療方法や選択肢に関してアドバイスいたします。また、必要に応じて専門医の紹介も行います。
尿によるリスク検査「Noah」について
リスク検査「Noah」は少量の尿(20mL程度:10mL程度×2本)を採取して、その尿に含まれるALA代謝異常の指標と酸化ストレスの指標から、リスク検査を行います。
検体ご提出から4週間ほどで、登録メールアドレス宛に検査結果に関するメールが届きますので、メール本文URLからアクセスし、WEBで閲覧できます。
「Noah」は、がん検診とは異なり、尿に含まれるALA代謝異常の指標と酸化ストレスの指標から、がんのリスクを評価する新しい検査です。他のがんに対する検査と併用することで、がんの予防または早期発見の可能性が高くなると考えられます。
リスクとは、確率、可能性、危険性などと呼ばれているもので、がんであるか否かをはっきりと判断するものではありません。
がんドック受診サービスについて
リスク検査「Noah」の総合評価がC判定となった場合には、会員期間中の5年間、毎年20万円(税込)までがんドックをご利用いただけます。
※がんドックとは、がん検診や人間ドックなどのがんに特化した検査のことを言います。
2年目からリセットされ新たに20万円(税込)までのご利用となります。
下記の4項目すべてに該当する会員が対象となります。
・スタンダードプラン、又はシニアスタンダードプランにご入会をされている方
・74歳以下の方
・現在、がんに罹患していない方
・過去5年間にがんに罹患していない方
(がん治療が終了してから5年以上経過している方は対象となります。)
当社の提携医療機関でご利用いただけます。提携医療機関に関しては、会員マイページをご覧ください。
以下のすべての項目に該当する方のみ、ご利用が可能です。
●日本国内に住所を持っている方 ●20歳以上の方 ●反社会的勢力および反社会的勢力の密接関係者ではない方
●本サービスは、ティーペック(株)が業務委託を受けて運営しております。
●ティーペック(株)は、受診の予約手配をする目的で、本事業提携医療機関に、ご利用者本人のご依頼により氏名や電話番号などの連絡先に関する個人情報を提供いたします。
●ティーペック(株)は、個人情報を上記の目的以外に使用しないことはもとより、ご利用者の同意を得ている場合、法令にもとづく場合、ご利用者本人または第三者の生命、身体または財産の保護のために必要があると当社が判断した場合を除き、取得した個人情報を委託先以外の第三者に提供いたしません。
● ティーペック(株)は、応対品質の向上及び通話内容の検証を目的として、書面、録音または電子的方法等により記録 させていただくことがございます。
●ご提供いただきました個人情報の開示等を求めることが可能です。お手続きは「〒110-0005 東京都台東区上野5-6-10 ティーペック(株)個人情報相談窓口責任者(個人情報保護責任者代理) 」までお問い合わせ下さい。
●当該サービスをご利用いただいた場合は上記の内容をご理解の上、個人情報の取得および提供についてご同意いただいたものとさせていただきますので、あらかじめご了承をお願いいたします。
1.当検査結果の取扱いについて
当検査は予め注意事項等の説明をお読みいただき、ご同意のもとに実施いただいたものであり、当検査についての説明のとおり、医学的な診断を行うものではないことをご理解いただいたうえで実施いただいた検査となります。診断を目的とした用途や判断において当検査を取扱った際の一切のトラブル、事故、クレーム等においては、当社および関連会社に責はないことを予めご理解ください。
2.検査の目的
リスク検査「Noah」(以下、当検査)では、健常者とがん患者から得られた尿中のアミノレブリン酸代謝関連物質と酸化ストレスマーカーの解析値(基準解析値)と受検者の解析結果を照らし合わせ、リスクの度合いを情報として提示します。体内環境におけるリスクを把握することで、健康診断、精密検査などのメディカルチェックや疾患予防への対策検討等への参考として利用する検査となります。診断を目的として実施する画像解析や血液・生化学検査等に代わるものではなく、体内にがんがあるかどうかを判断する検査はではありません(がんの診断にはがん種ごとに定められているガイドラインに基づく診断が必要となります)。
3.当検査の限界
当検査は、リスク発生が発生している組織の状況や、血流の状態、周辺組織の細胞環境の状況により、尿中に排出される評価指標の量に影響する場合があります。また、細胞代謝機能に影響する可能性のある特定の医薬品・生薬、健康食品の成分等により細胞代謝に影響する場合もあります。注意事項記載のとおり、生活習慣病(がん・糖尿病・高血圧など)をはじめとする複数の疾患への罹患、服薬物の有無により、参考評価となる場合があることをご理解ください。また、現在の基準解析値に利用されているデータの多くは日本に居住する邦人被検者によるものであることをご了承ください。
4.個人情報の取り扱い
当社では、当検査を実施する過程で取得した氏名、生年月日、会社名、住所、連絡先、検査結果等の個人情報について、以下の目的のために活用します。
[提携医療機関内での利用]
・当検査を行う際の氏名等の確認や結果の記載、判定など、健康状態の把握および評価
・サービス向上・業務改善等のための資料作成・精度管理業務
[提携医療機関への情報提供]
・年齢・性別等基本情報の検査機関への共有
・当検査の結果報告書の作成
・他の医療機関等との連携
・検体測定業務およびその他の業務の委託
・当検査を利用する会員サービス機関
情報提供については、クリプト便(野村総合研究所グループのNRIセキュア社のサービス)を利用します。
注)個人情報保護法にもとづき利用目的による制限の例外としてお取扱いする場合がございます。
[第三者への情報提供の停止]
・本人の求めによる個人情報の開示、訂正、追加、停止、もしくは利用目的の通知を法令に従い行うとともに、ご意見、ご相談に関して適切に対応します。
5.関連書類、検体および解析データの取り扱い
当検査の解析データは、個人を一切特定できないように連結不可能な匿名化を施した後、当社提携医療機関および測定機関において、法令で定められた一定期間の間保管される場合があります。また、提出いただいた尿検体は今後のサービス向上のため、匿名化遵守のもとにおいて、他の指標等による検証、追加解析等に利用される場合があります。これらの解析結果は、個人が特定されない場合において、国内外の学会あるいは論文等により発表される場合があります。
6.当検査に影響をおよぼす要因
がん治療中の方、大腸ポリープ、逆流性食道炎(バレット上皮)、前立腺肥大、前立腺炎、高脂血症、肝機能異常、甲状腺機能異常、子宮頸部異形成、子宮内膜症、卵巣囊腫、その他の前がん病変とされる疾患に罹患されている方、がんの外科切除・内視鏡切除等を施行されて間もない方は、がんに罹患していなくてもリスクランクが高くなる場合があります。それ以外でも、尿への血液の混入(泌尿器系疾患による血尿や女性の生理期間中の採尿による経血の混入など)により、リスクが高くなる場合があります。お酒を飲んだ場合、また、一部の医薬品やサプリメント、発酵系の食品などを飲んだ場合にもリスクが高くなる場合があります。一方、血流に乏しいがん組織の場合や、治療用途の鉄剤、大量のビタミンCなどの抗酸化サプリメントや、一部の医薬品を飲まれた方などは、がんに罹患されていてもリスク値が低値となる可能性があります。また、ALAカプセルの飲み方や、採尿方法、検体保管を手順書と異なる方法で行われた場合にも正しい評価結果を得られない場合があります。
7.免責事項
当検査はがんがあるかどうかを診断・確定するものではなく、また、生涯のがん罹患リスクを評価するものではありません。採尿時の体内環境リスクを統計解析値と照らし合わせ評価するもので、診断検査の受診や、予防への取り組みなどへのきっかけとしてお役立ていただくための非診断検査です。前項記載事項に該当する方、所定の実施条件と異なる手順による採尿となった方、治療目的でお薬を服用されている方等は、正確なリスク判定とならず、参考評価となる場合があることを予めご了承ください。
小倉俊一郎准教授(東京工業大学)からのコメント
私たちがかかる病気の多くは、このミトコンドリアの機能低下によるものといわれています。ミトコンドリアの機能低下は、生活習慣が原因とされるがんの発症にも関係していると考えられ、近年、医療の領域においてもこのALAは注目されています。海外ではがん治療に利用されている国もあります。日本でも脳腫瘍の手術中にがんの部位を確認するなど、臨床応用の機会が増えています。まも~るで実施しているリスク検査は、ミトコンドリアの機能変化に着目した画期的なサービスとなることでしょう。